スイス アルプスの温浴施設テルメヴァルスへ  -Therme Vals 7132-

旅ログ
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週末運動繰り返しても毎度一週間後に体力が落ちる、どうもゴロフロです。

スイスの山奥の村に建つ高級スパの口コミ投稿です!

これが素晴らしく洗練された空間なんです。。

人生のうちに1度は向かいたかった楽園に3月初旬に向かいまして1人で体験してきました。

行ってからこんなに月日が、、、早い、、、

行き方から評価までがっつり見ていって下さい!!

そしていつかあなたもヴァルス!!

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テルメヴァルスとは

テルメヴァルスはスイス ヴァルスに建つ、世界的建築家 ピーターツムトア氏設計のホテル併設高級スパです。

主として洗練された自然との融合、五感に響く空間と自身と語りかける家具、空間の全てを作り上げた巨匠の1996年に竣工した作品です。

竣工時期から月日は経ちますが、建物を知らない人でさえ、普遍的な空間内では圧倒されるような繊細で秩序のある空間が包み込みます。

ツムトア氏はこの温泉を教会と同じく何百年も維持されつづける建物であることをテーマとしています。

また、スイスの自然風景やその自然力、また変化に富んだ地形や景観などと融合することを実現しています。

また、メインで使用されている石は、地元でとれる石を積層して使っています。

「静謐な入浴という体験や自分を清めること、湯の中でくつろぐこと、体が様々な温度の湯と触れ合うことについてなどを考察し計画を行う。」というコンセプトを持っておられたとのこと。

併設する高級ホテルには日本の巨匠隈研吾氏の設計デザインの部屋もあります。

目的地「テルメ」へのアクセス方法 ~バーゼルより~

基本電車とバスです。

バーゼルの都市でイベントがありましたので、行きはバーゼルから行きました。

バーゼルの真夜中4時から始まるスイス最大のカーニバル、バーゼルファスナハト(ユネスコ(国連科学文化教育機関)の無形文化遺産イベント)は旅ログに記します。

SBBというスイスの公営電車と黄色いバスのpostbusというスイスバスがあり、実はこのバスしか目的地まで出ていません。SBBもポストバスサイトから一括して予約が取れるのでかなり楽です。ルートもアプリ内でマップを見ながら購入できるので、海外の予約アプリの中でもはかなり予約しやすいです。

実際予約した「行き」の実際のルート(バーゼルからテルメヴァルスまで)
  • ラベル
    ①バーゼルからクールまで、クールからイランツまでは電車SBBです。
    クールで乗り換えです。

    Basel SBB – Chur, 09:33 – 11:52, IC 565 / Chur – Ilanz, 11:56 – 12:31, RE 1737 / 

  • ラベル
    ②イランツ駅から駅前のバス乗場33まで徒歩です。
    (駅前に広場がありますので、そんなに遠くありません。)

    Ilanz – Ilanz, Bahnhof/Post, 12:31 – 12:35, WALK 33 / 

  • ラベル
    ③イランツ駅からテルメヴァルスまでバス一本です。

    Ilanz, Bahnhof/Post – Vals, Therme, 12:35 – 13:09, BUS

  • ラベル
    ④Vals, Therme 着

・バーゼルからテルメヴァルスまで電車・バスパックです。価格はスイスフランで1人54.6です。(価格は変動します。)

・所要時間は3時間半の移動でした。(Valid: 11.03.09:33 – 11.03.13:09) 

①実際の車窓はこのような感じです。

市街地から徐々に山々に囲まれた場所に入っていきます。来訪者も少なくなり、最終ひとりの車内になりました。

②イランツに到着すれば、本当に景色の良く空気も綺麗です。

一番目を惹く建物がありますので、その下がバス乗り場です。駅舎も綺麗で現地の木材を利用しているのでしょうか。

バス広場に到着すると「VALS」の文字のバスがありました。こちらに乗車します。iPhoneを見せて乗車です。

③ものすごい山道をバスが上り下りしながら、VALSまで直行してくれます。

到着したバス停周辺はたくさん車が止まっておりましたが人が来ませんでした。聞くと3月初旬はシーズンオフみたいです。

3月初めですがまだまだしっかり雪が降り、夜はマイナスの気温でした。都心部と気温が急激に変わり、ヴァルスで衣服を調達するお店がないので、事前に衣服準備をお勧めします。

テルメヴァルスへの入り方

7132Hotelに併設の施設の為、宿泊者は時間制限無く入浴できます。

私はこんな部屋に泊まって語りたかったのですが、、なんにせよスイスは物価が高すぎる。。

<7132Hotelの“>【Yahoo!トラベル 検索】
私はYahoo!トラベルで周辺宿を探しました。

実はテルメヴァルススパには外部からでも入浴料を払えば入らせてくれる情報を入手していました。(時間帯の規制があります)

実際入れたので、高級Hotelじゃなくても行けました。

(急遽ホテル事情により変更になる場合がありますので、渡航前に公式で確認されることを勧めます。)

町の観光案内所で入場券を購入しました。外部に宿泊している方は案内所にて購入しなければなりません。入場料は45スイスフランを払います。マスターカードも使えました。

支払い時に入手したテルメヴァルスの赤チケットです。

2階のエントランスの扉を入ると、ロッカーのタッチキー付きリストバンドを借り脱衣所に向かいます。

7132Hotelに併設するテルメヴァルスのエントランス 入ってすぐに赤チケットを渡して入場です

残念ながら内部写真は不可でした。ちなみに3分おきぐらいで大浴場にガタイの良いスパ係員が巡回されておられます。(本ページでは別途入手した資料としています)

壁からは変色した源泉口と奥行きのある通路があります。素晴らしく落ち着いた空間。匂いも全くなく自然な香りです。

脱衣所までのエントランス通路

男性の脱衣所は3畳ほど、特殊なロッカーでタッチしてからノブを回転させて開きます。少し手こずりましたが水着に着替え浴場へ!!

テルメヴァルスのスパゾーン

洗練された空間は2階から1階にスパが広がります。

建具は黒のサッシか真鍮の金色で統一され、壁面は高く圧迫感と光により分節された神聖な空間が広がります。ELVや管理用扉も金色の建具、ガラス窓は黒のサッシ。

しっかりと使い分けされていて空間を引き締めている感じがしました。

少し薄暗く外部の光が明るく感じます。男女共用スパなので、家族で来られている方もいらっしゃいました。

室内は天井が高く、大きな窓にリクライニングチェアの開放感

ツムトア氏設計のリクライニングチェアは色々な箇所に設置されていました。

それでも、話し声はあまりなく、皆さん各々が空間に取り込まれたような感覚。不思議な感覚です。

半個室のような空間もあれば、1畳もない真っ暗なシャワールーム。外部とつながるスパ、洞窟のような低い天井を抜けると声が響く天井の高い空間など、言葉では言い表せませんが5感に語りかけるスパでした。

それでも、皆さん話し声はあまりなく、皆さん空間に取り込まれたかのような感覚。言葉では説明し難い不思議な感覚です。

スチームサウナとシャワー室

スチームサウナの扉をあけると、結構大きいシャワーコーナーがあります。

一番近いところがシャワーブースになっており、奥に進むごとに熱くなります。一瞬理解できませんでしたがシャワーコーナー自体もスティームサウナ内でした。なぜか奥行きのあるサウナなのです。

そして奥に入っていくと通路の左右に巨大な台があり、そこに座っても横になってもスティームサウナを楽しめました。

細長い形をしていて奥に行くほど温度が高くなっていきます。一番奥がスチーム発生源があるからです。このサウナは奥に行けば行くほど温度が高くなります。自分で好きな温度域を選ぶことができるように設計されていました。

外気浴はキンキンな気温の外部で建物で切り抜かれたように見える四角の枠から、雪山を見つつ少し散歩し、冷えたら屋外スパか室内のリクライニングチェアでゆっくりする。素晴らしすぎる。

春先に来たかったとここで痛感。雪山も趣があっていい感じではあった。

温泉の動線と五感に働きかける空間配置

中央部にある四角の低温スパ温泉(35、6度程度)中心に、シャワールームやスチームミストサウナ、洞窟温泉、日本人が好む高温泉(といっても40度くらいの少し熱いぐらい)、外部と内部をつなぐ温泉が配置されています。

屋外浴槽には、台座があり、少し暖かければ横になることもできるのであろう。基本全て石づくりなので冬場のシーズンオフで冷たかったですが、春先は緑のアルプスを見ながらゆっくり外気浴ができるのでしょう。。。次回は春先ですね。。もしかするとシーズンはもう少し混み合っている可能性ありでしょうか。。

さらにトーン、トーンと不規則なリズムで音のなる狭く真っ暗な室、個室部屋で5人分のリクライニングチェアが置かれた半個室空間など五感に問いかける空間もありました。

本当に素晴らしい空間なのですが、雰囲気や空間を言葉にするのは難しい。。

そんな空間なので、是非訪れてほしいです。

周辺宿に戻り、ひと段落していると、、ベットで寝てしまい起きたら朝食です。

空気が綺麗で本当に朝が気持ちいい!!3月初旬でもこんな感じです。やっぱり雪解けした5月以降が緑豊かなアルプスが望めるかもしれませんね。

「テルメ」からチューリッヒへのアクセス方法 ~帰路~

帰りはチューリッヒに帰ってみます。行きも帰りも別々ですが逆のルートを辿ればチューリヒからヴァルス、ヴァルスからバーゼルも可能です。

ポストバス 操作画面
実際予約した「帰り」の実際のルート(テルメヴァルスからチューリッヒまで)
  • ラベル
    ①テルメヴァルスからイーランツ駅クールまでpostbusです。

    Vals, Therme – Ilanz, Bahnhof/Post, 08:36 – 09:15, BUS 26 /

  • ラベル
    ②駅前のバス乗場からイーランツ駅まで徒歩です。

    Ilanz, Bahnhof/Post – Ilanz, 09:15 – 09:24, WALK 1724 /

  • ラベル
    ③イーランツからクールまで1便、乗り換えてからチューリッヒ まで向かいます

    Ilanz – Chur, 09:24 – 10:01, RE 566 / 
    Chur – Zürich HB, 10:09 – 11:23, IC 
  • ラベル
    チューリッヒ駅に到着

・テルメヴァルスからチューリッヒまで電車・バスパックです。価格はスイスフラン33.2です。(価格は変動します。)

・所要時間は約3時間の移動でした。(Valid: 11.03.09:33 – 11.03.13:09) 

総評

★★★★★ 上記の通り、行く価値有り。その一言に尽きます。

冬の季節も良いですが、季節を変えて行ってみたいなという印象です。

ただし少し都心部から距離がありますので、十分に公式ホームページやポストバスの予約を確認し、向かわれる事をおすすめします。

繰り返しになりますが、ポストバスをダウンロードし、アプリ内で事前決済です。何故か、予約が取れないトラブルもあったので、大量にメールのやり取りもしました。Google翻訳で、、意外に1人でも行けるものですね。

予約はiPadで行いましたが、何故かiPadアプリで予約チケット画面が開けなくなり、チケットを見せることができないと移動3日前に事前に分かりました。すぐさまメールにてやり取りしました。少し焦りましたが、2日後に一度返信ありましたので、色々聞きましたが、原因はiPadだったみたいで、スマートフォン(iPhone)は対応のこと。

途中、少し離れている駅の窓口まで紙のチケットを取りに来いと言われた時は時間もカツカツだったので焦りましたが、なんとか行かずに済みました。2日後以降のメールはかなり返信率が高く、安心しました。

以上、テルメヴァルスについてでした。

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